オーストラリアでのポイントは、
これで完璧!
オーストラリア
オーストラリアは、南緯20から40度。温暖から高温。
栽培リスク
雨が少ない。干ばつ。
山火事が多い
クーナワラの「カベルネ・ソーヴィニョン」
・石灰岩の下層土をテラ・ロッサと呼ばれる赤い土壌が覆っている。
・南極大陸から北上してくる海流 →気温が低い →ユーカリ、ミントなどハーブの風味と酸
・雲が多い →日照が少ない →ユーカリ、ミントなどハーブの風味と酸
クーナワラは、石灰岩の下層土を、テラ・ロッサと呼ばれる赤い土が覆っている土壌が特徴で、やせて水はけがよく、カベルネ・ソーヴィニヨンの生育に適している。
さらに沿岸部を流れる寒流と海からの風の影響を受けるため、カベルネ・ソーヴィニヨンの産地としては、気温が低い。雲も出やすいので、日照が遮られる。このため、ユーカリ、ミントなどのハーブの風味と、酸も感じられる。
ハンター・ヴァレーの「セミヨン」
独特のスタイルで造られる。
高温で湿気が多い。
収穫期に天候が不安定になり、雨が多い。
雨が降ってブドウが腐敗する前に収穫する。
→糖度が低く酸味が高い状態で収穫される。
発酵・醸造は不活性容器。
長期間の瓶熟成に対応できるワインができる。
ハンターセミヨンのワインスタイル
ライトボディ、アルコールは弱い。酸味は高い。
瓶熟成により、トースト、ハチミツ、ナッツなどの複雑な風味。
特徴のある品種なので、一度飲んで覚えると「あ、セミヨン」と分かるようになる。
テイスティングコメントもすらすら書けるようにしておきたい。
テイスティングコメントのポイントはこんな感じ。
「アルコール軽い」「酸味高い」「セカンダリーは無し」「ターシャリーは蜂蜜、トースト」
品種ごとの産地
高品質ワインを生み出す地域。
冷涼な場所はなぜ冷涼になるのかと、主要品種はおさえておきたいです。
シラーズ
・ヴァロッサ・ヴァレー
樹齢の高いブッシュバインの木。
フルボディで滑らかなタンニンと熟れた黒系果実の風味、アメリカンオークの甘い風味。
・マクラーレン・ヴェール
海からの微風で温暖な気候が和らげられる
・イーデン・ヴァレー
・ヒースコート
標高により冷涼
しっかりとした骨格、タンニン、酸もある、アルコールも高い
・ハンター・ヴァレー
黒系果実、滑らかなタンニン、かすかな土の香り。
高温で湿気がある。雲量が多いことと海風のおかげで夏の盛りに気温があがりすぎることはない。
カベルネ・ソーヴィニョン
・クーナワラ
温和な海洋性気候、テラロッサ土壌、ユーカリ・ミント
・マーガレット・リヴァー
温暖な海洋性気候、クーナワラよりも暖かい。
降水量が多い。
ボルドースタイル
ピノ・ノワール
・モーニングトン半島
冷涼から温和な海洋性気候
・ジーロング
冷涼から温和な海洋性気候
・ヤラ・ヴァレー
冷涼から温和な海洋性気候
・タスマニア
冷涼な海洋性気候
・アデレイド・ヒルズ
リースリング
・イーデン・ヴァレー
標高の高さにより冷涼から温和な気候。ライムやグレープフルーツの強い香りと鋼鉄のような風味
長期熟成で10年経つとマーマレードやトーストの風味を呈するようになる。
・クレア・ヴァレー
温暖な気候は午後に吹く涼しい微風で和らげられ、夜間は冷え込む。畑は標高が高い場所にある。
辛口で柑橘類とライムの強い香り、高い酸味。瓶熟成でハチミツやトーストの風味を醸し出す。
・グレート・サザン
シャルドネ
・ヤラ・ヴァレー
・モーニングトン半島
・ジーロング
・アデレイド・ヒルズ
・マーガレット・リバー
温暖。バナナやパイナップルなどの熟したトロピカルフルーツの香りを発達させる。
・タスマニア
冷涼。リンゴ、柑橘類の香りを持つ。
ソーヴィニョン・ブラン
・アデレイド・ヒルズ
気候は温和で畑は標高が高い。
さわやかな高い酸味、凝縮されたパッションフルーツの風味
・マーガレット・リバー
ボルドースタイル
大量生産ワイン
リヴァーランド、マレーダーリング、リヴェリナ
練習問題
収穫期に天候が不安定になり、雨が多い。雨が降ってブドウが腐敗する前に収穫するため、糖度が低く酸味が高い。ワイナリーでの人的影響:
発酵・醸造は不活性容器。酸味が高いので長期間の瓶熟成に対応できるワインができる。長期熟成したものはトーストやナッツ、蜂蜜の複雑な風味。
リンゴ、柑橘類の香りを持つ。温暖:マーガレットリヴァー
バナナやパイナップルなどの熟したトロピカルフルーツの香りを発達させる