ピエモンテ州のバローロを中心としたまとめ
ピエモンテ州の気候
温和な大陸性気候(夏は短く、秋になると急に気温が下がる)。
冬は寒くて長い、夏には雷雨や雹、霧が発生する。
150〜600メートルの丘陵に様々な角度と高度のブドウ畑がある。
北部の山並みが北風と降雨から保護されている。
ピエモンテの主なブドウ品種
・ネッビオーロ
・バルベーラ
・ドルチェット
・コルテーゼ
・モスカート
バローロ(Barolo)
急勾配の渓谷(標高300~500m)
バローロDOCG
BaroloDOCGは、ネッビオーロのみで造られる。
ネッビオーロは晩熟品種。
酸味が高く、タンニンが多い、色はあまり付かない。
なぜバローロでネッビオーロから良いワインができるのか
そもそも温和な大陸性気候なのでネッビオーロがよく育つ。
南向きの斜面
→日照を稼ぐことができ、ネッビがよく育つ
高度が高い
→気温がある程度和らぐので、ゆっくりと熟成することができる。
ワインスタイル
サワーチェリー、ハーブ、ドライフラワーの香り。
酸味が高く、タンニンが多いが色は淡い。
バルバレスコ
熟成2年(うち樽熟成9ヶ月)
バローロほど、凝縮度が高くない
バローロよりも低い高度(200-400)
川の影響で反射熱
ネッビの成熟が早い
→長い時間をかけるから品種特性が出るけど、成熟が早いので、果実風味はあるけど、芳香は薄れる。
その他ピエモンテの黒ブドウ品種
バルベーラ
晩熟で中程度から濃い色、酸味は高い。
バルベーラ・ダルバDOC
バルベーラ・ダスティDOCG
ドルチェット
色が濃い、タンニン中程度から高い、酸味は中程度
ドルチェット・ダルバDOC
ピエモンテの白
ガヴィDOCG
コルテーゼ
高度と海風の影響、コルテーゼが長くゆっくりと成熟
花の香り
色が淡くライトボディ、柑橘系、洋梨、
ステンレスタンクが多い