今回は実物投資について説明するね。金融商品ではないから難しいぞ
実物投資?現物投資?よくわからないよ。めぇ
実物投資については、まとめてご紹介しようと思います。
実物投資は、読んで字の如く実物の「もの」に対して投資します。投資というよりは買うと言ったほうが近いですね。
今までご紹介した投資は、金融商品として、金融庁が厳密なルールを定めています。
現物の投資であっても、実物が動くことはほどんどありません。
これに対し、実物取引は、基本的にはなんでもありのノールールです。(例外はありますが。
そして、基本的には売買によって実物が動きます。
有名な実物取引を紹介していこうと思います。
貴金属(金、銀、プラチナ
CFDや先物取引などで取引するものとは異なり、基本的に現物の金などを購入し、自宅や貸金庫などに保管します。
貴金属、特に金は、有事の際には、一番価値があるものとされています。紀元前からそのようです。
ですので、現在では、投資というよりは、災害グッズに近いのかもしれません。
例えば、日本円が崩壊しても、第3次世界大戦が起こっても、金を持っていればその価値は世界で不動のものです。
「純金積立コツコツ・・・」というCMでお馴染みの田中貴金属さんが行っているものも、原則としては同じですが、金の延べ棒1kgを買おうとすると、1gが6,000円の場合、6,000,000円の現金が必要になります。
これでは一般の方は手を出せません。
ということで、金を購入する資金を積み立てるというサービスを田中貴金属さんが行っています。
微妙なニュアンスが違っているかもしれませんが、大筋はあっていると思います。詳しくは以下を参照してください。
https://tt.tanaka.jp/first/tanaka/
不動産
こちらはREITなどの金融商品ではなく、実物の土地や戸建、マンションなどを購入し、賃貸で貸したり、売却してキャピタルゲインを得るというものです。
不動産は、話が深いので、改めて紹介しようと思います。
太陽光発電
自宅の屋根や休眠地に太陽光発電の設備を設けて、電力を売却して利益を得ようというものです。
一時、とても流行ったのは、政府が固定料金で買い取る契約を得られたからで、この固定料金がなかなか魅力的だったそうです。
現在でもその制度はありますが、以前に比べ固定料金が安くなり、投資に対する利益は悪くなっているようです。
そのため、現在ではブームが去ったように思います。
政府ももっと頑張って継続させれば、自然エネルギーで環境も優しいのに残念です。
多分これは電気料金を値上げする必要があったり、原発などの利権なども絡んでいるのでしょうね。悲しい。。。
ちなみに、この制度は、太陽光だけでなく、風力や地熱発電でも同じように買い取りがあります。
その他
それ以外はコレクターものですね。好きな人は大金を叩いてでも望みのものを手に入れます。
安く買って、高値で売却するということで利益を出します。
なかなか素人には手を出せません。「なんでも鑑定団」でもやっていますが、よくパチモンを掴ませられます。
- ワイン
- 高級車
- 美術品
- 古物・アンティーク
- スニーカー
など
この中のワインについては少し特殊ですね。
ワインの投資ではビンテージワインを思い出しますが、単に個人が購入するだけでなく、ファンドとして資金を集め、ワインを購入する方法もあるようです。
この方法であれば、ワインの目利や個人での保管など、一般の人には難しいことをファンドが代わって対応してくれます。
ほとんど金融商品と変わりありませんが、法律が守ってくれることはありません。
ワインにはそれ以外にもあります。
またボトルに入っていない樽のワインに対して投資(購入)します。
これは生産者が収穫してから販売するまでの資金繰りを解決するために生まれたと聞いています。
樽で数年寝かして、飲み頃になれば、そのワインを受け取るというものです。
ですので、これは利益を生みませんが、趣味の世界ですね。
以上です。
実物取引は一般には難しいですね。
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