アルゼンチン
気候とブドウ栽培の特徴
・標高が高い
日中は日射が強く、標高により夜間は気温が下がるため、日較差が高くなる。日較差により、ブドウは酸味を保持したまま、ゆっくりと成熟し、凝縮した果実味を持つスタイルになる。
・日射が強い
パーゴラによる整枝法で、ブドウを高く整枝し、地表近くから遠ざけるようにする。
ブドウがキャノピーの下に垂れ下がるようにして、日陰を作り強い日射から守る。
・年間降水量が極端に少ない
畑の畝と畝の間にスキを引いて水が貯まるようにする湛水灌漑や、点滴灌漑でぶどうの樹の根の真上の土壌に水を滴下することにより、湛水灌漑よりも効果的に水を使う。
・夏の雹
ネットをはって予防するか、いくつかの異なる場所に畑を持っておくことで、雹による全滅を回避する。
主要品種
マルベック
色が濃く、フルボディ、黒系果実の風味を持つ。滑らかなタンニンの強いワイン。
ボナルダ、カベルネ・ソーヴィニョンなど
トロンテス
アロマティック品種。アロマティック品種の王道の作り方。
果実と花の強い風味。
酸味は中程度。
ブドウ産地
サルタ州
カファジャテ地方:トロンテス
メンドーサ州
西はアンデス山脈でブロック。
東は高原により雨からブロック。
・ルハン・デ・クージョ:メンドーサの中央部
マルベックの古木。ソフトでまろやかな甘い香辛料の風味。
・マイプ:ルハン・デ・クージョの東
シラー、カベルネ・ソーヴィニョン。
・ウコ・ヴァレー
メンドーサで最も標高が高い。シャル、トロンテス、SB、マルベック、CS・・・