今日はFXじゃ。通貨の証拠金取引になるよ
FX。なんかかっこいい響きだね。めぇ
私の感覚では、FXは株式についでメジャーな投資だと思っています。
そんなFXのおさらいをします。
FXの投資方法
FXは通貨の売買ですが、基本的に現物取引ではなく、差金決済です。
一部のFX会社で現物をもらうことができますが、それは異例です。
FXは、差金決済での投資と考えてください。先物取引と同様に、証拠金取引になります。
ですので、リスクが大きいと言われていますが、これも資産管理ができていれば問題ありません。
FXの利益
- 値ザヤ:キャピタルゲイン
- スワップポイント:インカムゲイン
差金決済による値ザヤの利益、キャピタルゲインはもちろん、通貨の金利であるスワップポイントによるインカムゲインも狙えます。
ここでは少しスワップポイントの説明をします。
スワップポイントとは
簡単に説明すると、各国の金利の差が、スワップポイントになります。
しかし、単純に金利差がスワップポイントになるかというとそうではありません。
その基準となる金利は、政策金利やインターバンク市場の短期金利だとか言われています。
スワップポイントの金額(金利)はFX各社が独自に決めており、各社まちまちです。
FX会社によりたくさん貰えたりしますが、一概にスワップポイントが高額=良い会社ともいえません。
FX会社の利益
売買手数料とお考えですよね?
そうですが、少し違います。
そもそもなぜこんなFX会社の利益の話を書くかというと少しくらい闇があるからです。
- 売買手数料
- スプレッド
- 差金決済の損益
1.の売買手数料ですが、現在の日本では、ほとんどのFX会社で無料です。ここでは利益を得ていません。
2.のスプレッドは聞き慣れない言葉ですが、買い価格と売り価格の差です。この差額が実質手数料となります。これは分かりやすいですよね。
3.の差金決済の損益は、実は、FX会社には2種類の方式があって、方式によっては、私たちの損失がFX会社の利益になるのです。
- DD方式
- NDD方式
現在の日本では、大多数がDD方式です。
DD方式は基本的に、インターバンクと言われる通貨の市場を通さずに、FX会社と相対で取引を行っています。
インターバンクを通さないので、独自のレート(ほとんど同じですが微妙に異なります)を提示することが可能です。
見方を変えれば、多少、ずるいことも可能だと言われています。そういった悪質なFX会社もいると言われています。
NDD方式は、インターバックへ注文をつなぎます。FX会社の利益は純粋に売買手数料やスプレッドになります。
NDD方式の場合は、スプレッドが高めだったり、ほとんど無料の売買手数料がかかったりします。
さらにスリッページや約定力というものがあります。
DD方式の会社では、約定(売買が確定)する際に、指定した値段で約定せずに、少しズレることがあります。
これがスリッページです。悪用すれば、少しズラせばFX会社の利益になったり、損失を低減できますが、そんな悪徳業者はほぼないはず。。。
約定力についても同じようなもので、約定しないことがあるというのが驚きです。タッチの差なんかの場合は、そのように注文をスルーにしてしまうことも可能です。
NDD方式は基本的には「約定率100%、スリッページなし」です。
ですので、DD方式のFX会社は、賭博場の胴元と同じようなものです。
昔は悪徳業者もいたようですが、今はないはずです。しかし海外のFXでは今も存在しているようで気をつけてください。
信頼できるDD方式のFX会社とNDD方式のチョイスは、投資スタイルに変わってくるかもしれません。
FXの投資対象の通貨
米ドルやユーロをはじめ、多くの通貨が取引されています。FX会社によって取扱通貨や通貨ペアが異なります。
通貨ペアによって特徴があり、スタイルに合わせてチョイスするといいでしょう。
例えば、以下です。
- 米ドル/円は、世界で一番取引量が多い通貨ペアで、急激な価格変動が少ないので、初心者向きとされています。
- トルコリラ/円、スワップポイントが高額で、スワップポイント狙いには最適ですが、価格変動が大きいので、リスクも大きくなります。
通貨ペア
通貨ペアは、FX会社によって異なります。取扱商品が違うからだけのように思いますが、少し深い訳があり、これを覚えておくと、FXの投資戦略の近道になるかもしれません。
世界の基軸通貨は、米ドルです。
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
などの通貨ペアは、ドルストレートと言われており、純粋?なトレードになります。
- ユーロ/円
などは、米ドルがありませんので、本来は、円で米ドルを買って米ドルを手に入れ、米ドルでユーロを買うということになります。
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
の通貨ペアの組み合わせでの取引をしているということですね。
このような通貨ペアを合成通貨と言い、クロス円とも呼びます。
提示されているレートは合成された仮想のレートとなります。
自分か使っているFX会社に取扱通貨ペアがない場合は、単に合成通貨のサービスを行っていないだけです。
合成通貨と投資手法
この合成通貨のことは覚えておいた方がいいです。
というのも、よくあるリスクヘッジなどで、通貨ペアと通貨ペアの組み合わせならリスクが低いなどという話がありますが、それは誤りです。
例えば、
- ポーランドズロチ/円
- ユーロ/円
です。
「この組み合わせなら、相関性(同じような値動き)が高いため、ポーランドズロチ/円を買って、ユーロ/円を売ることにより、リスクヘッジをしつつ、スワップポイントを得られる」
というものです。
相関性が高いといっても、2つの通貨ペアを買いと売りのポジションを持っていれば、
- 価格差が広がる:含み益
- 価格差が狭まるまたは逆転する:含み損
ということが起こり得ます。
そもそも、これも合成通貨で、整理すると結局は、ポーランドズロチ/ユーロを買っているのと同じです。
ポーランドズロチ/ユーロが、
- 上がる:価格差が広がる:含み益
- 下がる:価格差が狭まるまたは逆転する:含み損
ということになりますで、リスクヘッジにはなりません。
他にもよく似た話がありますが、合成通貨の意味を理解すれば、遠回りすることもありません。
ただ、ドルストレートの組み合わせの相関性などを考えるのは、アリかもしれませんが、相関性も時期などによって変動するものですので、確実という話ではありません。
最後に
FXのスワップポイント狙いもいいですが、新興国の通貨はカントリーリスクが高すぎるため難しいです。先進国も、金利次第ですが、あまり利益は期待できません。
差益決済は?というと、本当になんで上がったり下がったりするのかわかりません。
株価、債権、商品(特に原油)、発表される指標、有事のニュース、トランプ大統領?の発言など、金額の変動要因が多すぎて、本当に運任せになります。
株式でもありますが、テクニカル指標を使っての取引も、いろいろシミュレーションしましたが、結局は、スプレッド負けしてしまいます。
多分、絶対と言われる手法はないと思います。
プロのディーラーたちはどうしているのかな。。。
ということで、イベント狙いの取引なら面白いかなと思いましたが、通貨によりますが、投資額に対する価格の変動率が低く、少しゲーム性が薄いように思えました。
ちなみに、今も塩漬けくんが眠っています。。。
*当ブログの情報は個人的見解に基づくものであり、その完全性・正確性・有用性について保証するものではありません。閲覧者が当ブログの情報を直接または間接に利用したことで被ったいかなる損害についても当ブログ運営者は一切の責任を負いません。 取引は閲覧者自身の判断によって、リスクを十分に理解したうえで自己責任で行ってください。