スペインのワインといえば、リオハとプリオラート。
プリオラートはリオハと共に、スペインで唯一DOCaに認定されたワイン産地です。
JSAワインエキスパートの勉強の時には、プリオラートの場所と「グルナッシュ」と「カリニャン(カリニャナ)」くらいしか覚えませんでしたが、WSETでプリオラートのワインについて学習したら、高品質ワインを生み出すその栽培環境が、なんともすごくて、これは絶対飲まずにはいられない!と授業の後、速攻でポチっと購入したワインです。
というわけで、スペインプリオラートは、
高品質なワインができるための自然要因と、ワインスタイルは絶対書けるように。
完コピマストです。
高品質な赤ワインの産地、スペイン プリオラート(Priorat)
プリオラートの栽培地
タラゴナ市から内陸に入った丘陵地帯(というよりも、相当険しい斜面)にある。
夏は長く、暑く、乾燥していて、年間降水量が少ない。
→よって、晩熟のガルナッチャ(グルナッシュ)やカリニャナ(カリニャン)が良く熟すことができる。
グルナッシュ・カリニャンから高品質な赤ワインを生み出す、プリオラートの畑(自然要因)
リコレーリャの土壌
リコレーリャの土壌は、太陽の光の中で輝く雲母の小粒子を含む何層もの赤い粘板岩から成り立っている。熱を反射し、熱を蓄えてブドウに戻すことにより、晩熟なグルナッシュやカリニャンの成熟を助けることができる。
また、深さのある土壌で、生育期を通じて十分な水を保持することができるので、乾燥した夏でもぶどうが熟すことができる。
さらに、栄養分が少ない土壌なので、収量が自然に抑えられ、凝縮した果実が得られる。
ブッシュバインと古木
樹齢の高いブッシュヴァインのぶどう樹が多いので収量が自然に抑えられ、凝縮した果実が得られる。
夜間は気温が低くなる
標高が高い丘陵地のため、夜間は気温が低くなるので、酸味が落ちることなくゆっくりと成熟できる。
急こう配の斜面
日照を十分に受けることができ、ぶどうが完熟することができる。
DOCaプリオラートのワインスタイル
色が濃く、タンニンが多く、中程度から強いアルコールで、フルボディ。
凝縮された黒系果実の風味を持つ。
フランス産オーク樽によるトースト香を持つ。
ガルナッチャとカリニェナ品種が多い。
練習問題
(夏が長く、暑く、乾燥していて、年間降水量が少ない)
沿岸部から内陸に入った急斜面の丘陵地帯で、夏は長く、暑く、乾燥していて、年間降水量が少ないため、晩熟のガルナッチャやカリニェナが良く熟すことができる。
(リコレーリャの土壌)
リコレーリャは、雲母の小粒子を含む粘板岩で、熱を反射したり、熱を蓄えてぶどう樹に戻すことにより、晩熟のガルナッチャやカリニェナの成熟を助け、ぶどうは良く熟すことができる。また、深さのある土壌で、生育期を通じて十分な水を保持することができるので、乾燥した夏でもぶどうが熟すことができる。さらに、栄養分が少ない土壌なので、収量が自然に抑えられ、凝縮した果実が得られる。
(樹齢が高い)
樹齢の高いブッシュヴァインのぶどう樹が多いので収量が自然に抑えられ、凝縮した果実が得られる。
(急こう配の斜面)
日照を十分に受けることができ、ぶどうが完熟することができる。