どこから手をつけていいか分からない方へオススメの勉強順

1次対策

おすすめの勉強順

日本ソムリエ協会から送られてくる、500ページ以上ある教本。
どこから手をつけていいか悩みますよね。
私も、初めて教本が届いたときには、その分厚さに気を失いそうになりました笑

勉強を始めるにあたり、教本の最初から順番にすすめる必要は無いと思います。

まずはワイン概論→オールドワールドのメジャーどころから

各国ごとにに分かれていますので、ご自分の興味のある国、好きなワインがある国についてまずは勉強をしてみて、ワインエキスパート(ソムリエ)試験の概要を掴むことをお勧めします。

ざっくりと、以下のくくりで勉強を進めると、効率的にできると思います。

  • ワイン概論は最初にやる
  • オールドワールドとニューワールドを分けて勉強する
  • オールドワールドとニューワールドが終わったら日本を

それではもう少し詳しく、勉強順について分けていきます。

1.ワイン概論

まずはここで、ワインの基礎、ブドウについてを学びましょう。ここのベースがないと、次に進んでも、理解が難しいです。

2.イタリア

「イタリア」は、覚えることも多いし、果てしなく存在するDOCG,DOCを覚えるのに、に心が3回は折れます・・・。だけど、早めにイタリアをやっておくと、後半戦がとても楽になります。また、イタリアをやると、ワインの品質分類である「原産地統制呼称」の考え方や、「土着品種」、「シノニム」など、今までただ楽しく飲んでいたワインが、こう言う考え方で成り立っているんだ。と言うことが理解できます。そして、勉強方法や、試験のための勉強のコツが掴めてくるはずです。

3.フランス

やはりワインを知る上で、ワインの歴史の大きなベースとなっているフランス。フランスはさらに細部に分かれますので、以下の順番でやりましょう。

  • 「ボルドー」
  • 「ブルゴーニュ」

ボルドーとブルゴーニュは皆さん興味があり、知っているワインやブドウ品種なども多く出てきます。

ボルドーとブルゴーニュは、格付けの考え方が違うのでそこで戸惑いますが、この違いをしっかりと頭に入れ、ボルドーとブルゴーニュを勉強しましょう。

  • 「シャンパーニュ」
  • 「ロワール」
  • 「ローヌ」
  • 「アルザス 」

上記4つは出題率も高く、フランスの中でも重要なワイン産地です。

  • その他のワイン産地

フランスが終わったら次はスペイン・ポルトガル です

4.スペインとポルトガル

お隣さん同士のこの二国はセットで。気候や地形が似ているので、同じブドウ品種などが出てきます。

スペイン 、ポルトガルは覚えるべき量はそこまで多く無いけど、試験に必ず出てくる重要国です。

イタリア、フランスを一通り終えたあなたは、あれ、スペインポルトガル余裕かも(ニヤリ)と思うはずです。

5.ドイツ

なかなか頭に入ってこないドイツ語と、土着品種、そしてドイツ独自のワイン法の考え方に、正直ここで一旦心が折れそうになります。(いや、折れました)が、ここは2回目の踏ん張りどころです。

6.オーストリア

ワイン法の考え方や品種がドイツと似ているので、ドイツをがんばった後に、忘れないうちにオーストリアに入ると効率がいいと思います。

まだオールドワールドの国が残っていますが、他は出題率もそう高くなく、それほど重要ではありません。ここで一旦、ニューワールドに取り掛かりましょう。

ニューワールド(新世界)に取り掛かる

7.アメリカ

アメリカは範囲が広いですが、覚えることはそんなに多くありません。

まずはアメリカで、ニューワールドの勉強の癖を抑えましょう。

8.オーストラリア、ニュージーランド

9.チリ、アルゼンチン、南アフリカ

最近は特に、チリ、アルゼンチンからの出題が多くなっているような気もします。

私もチリ、アルゼンチンから結構な問題数が出ていました。

ここで一旦ニューワールド(新世界)の国の勉強を終えます。

オールドワールド同様に、上記以外の国はあまり出題数も多くなく、重要ではありません。

ここで日本に入ります

10.日本

日本は結構やっかいです。

独自のルールがあったり、日本独自の品種がたくさん出てきたり、相当細かいところまで覚えないといけません。

日本は出題数も多いので、気合を入れ直して勉強をしましょう。

11.日本酒・焼酎

日本酒・焼酎も年々出題数が増えている、重要な項目です。

最後に残りの国と、項目をぼちぼちと。

「チーズ」は興味がある方、時間に余裕がある方は勉強をがんばってもいいと思いますが、

出ても2問程度なので、優先度はそう高くないかなと思います。

最後に

ワイン好きでも無いし、興味のある国もないし、勉強きらい!という方は、
まずイタリアの20州の名前、州都、地図上の位置を完璧に覚える!をやりましょう。

わたしは教本が手元にない頃に、まずはイタリア20州の名前、州都、地図上の位置を完璧にしました。私は最初にこれをやったことで、後々の勉強がとても楽になったことを覚えています。

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