気候の分類とその定義、特徴

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気候の分類とその定義、特徴

気候の分類

大陸性気候

・最暖月と最寒月の気温差が最大
夏は短く、秋になると急に気温が下がる
冷涼な大陸性気候では、春霜のリスクがある

<春霜のリスク>
・生育期に低温であることは、開花、結実、成熟に影響しうる
→したがって、萌芽が遅く、早く成熟するブドウ品種が適している

夏は乾燥し、そのため気温が高くなると灌漑が必要になる。

海洋性気候

・気温が冷涼から温和
・年間の最暖月と最寒月の気温差が小さい
・雨は一年を通して均一に降る傾向がある
→これは、気温を穏やかにするのに役立っている
春と夏の雨は、開花と結実収穫時のブドウの健康状態影響を及ぼす場合がある

地中海性気候

・最暖月と最寒月の気温差が小さい
・夏は温暖で乾燥する
・海洋性気候に比べ、温度と日照量が増す為、タンニンの成熟度が高まり、アルコール度は高め、酸味は低めでボディが厚くなる
降水量が少ないことはブドウの健康状態に良い影響をもたらすが、干ばつのリスクもある。

気温で分類

冷涼な気候:16.5℃以下
温和な気候:16.5~18.5℃
温暖な気候:18.5~21℃
高温の気候:21℃以上

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